欧州の王室はもともと女系(母方系)継承を認めており、わが国と国柄が違います。
欧州の王室は、女王の即位や女系(母方系)による王位継承を認めてきました。実際、現在のデンマーク・イギリス・スペインといった王家は、女系(母方系)による王位継承によって始まっています。そうした欧州の王室にとっては、男女を問わず第1子が王位継承を行うことは、これまでの王位継承制度の歴史にかなったものです。126代にわたって男系(父方系)による皇位継承を守ってきたわが国とは、そもそも国柄が違うのですから、参考にはならないのです。どちらが進んでいるとか遅れているとかいう事柄ではありません。
(出典「なぜ皇位は男系で継承されなければならないかQ&A ―徹底解決・疑問に答える15のAnswer―」、皇室の伝統を守る国民の会)
また、欧州の中でもリヒテンシュタイン公国では、現在も男系男子による長子相続制度を正統として男系継承の伝統を守っています。
リヒテンシュタイン公位継承順位 - Wikipedia