概要報告
令和7年4月7日、東京永田町の衆議院第一議員会館において「安定的皇位継承の法制化を求める国民大会」が、皇室の伝統を守る国民の会(山東昭子会長)の主催、日本会議国会議員懇談会(古屋圭司会長)の共催により開催されました。国会議員(95名)をはじめ、各界各層約480人が出席しました。
本会代表委員で女優・気象予報士の半井小絵氏の司会で進められ、冒頭、皇室の伝統を守る国民の会山東昭子会長(元参議院議長、参議院議員)が主催者を代表してご挨拶し、ついで櫻井よし子氏(国家基本問題研究所理事長、ジャーナリスト)、谷口智彦氏(元安倍内閣官房参与)からご提言をいただきました。
続いて、現在国会の議論において、主要政党間で重要な合意が成立している状況を踏まえ、速やかに立法府の総意をとりまとめて、皇族数の確保と安定的な皇位継承の確立に一刻も早く取り組んで戴くよう、加えてこの法制化を今通常国会で実現して戴くよう、「要望書」を大会ご出席の自由民主党、立憲民主党、日本維新の会、公明党、国民民主党の5党の代表に手交致しました。
議長の下での全体会議はこれまでに6回開催され、「皇族数の確保」を図る観点から、各党会派の見解は出揃い、(「ほぼ意見は出尽くした」玄葉衆院副議長)「立法府の総意」が取りまとめられようとしています。
大会開催後の4月17日には、議長公邸において、各党派の代表による全体会議が開催され、額賀衆議院議長は、終了後の記者会見において、早期に両院正副議長による取りまとめ案を示す見通しを示しており、大きなヤマ場を迎えています。
要望書の内容
安定的皇位継承の法制化を求める国民大会
要望書衆参両院議長ならびに各党におかれましては、安定的な皇位継承の確保のため、ご尽力を賜わり、感謝申し上げます。
さて、各党・各会派からの意見書、全体会議の開催、個別の意見聴取、そして中間報告にいたるまで、分析させていただいた結果、主要政党間では下記のように合意が成立しているものと思われます。すなわち、①「悠仁親王殿下までの皇位継承の流れをゆるがせにしない」という点については、反対を表明する政党がなかったこと。
②「女性皇族の婚姻後の皇族の身分保持を認める方策」でおおむね合意し、さらに「女性皇族の配偶者や子は皇族としないこと」についても8党会派が賛成し、主要政党間で議論はあるものの反対はないこと。
③「皇統に属する男系男子を養子に迎える方策」についても、8党会派が賛成しており、主要政党間では反対の表明はないこと。このような合意形成の現状を踏まえ、今後速やかに立法府の良識を取りまとめ、皇族数の確保と安定的な皇位継承策の確立に一刻も早く取り組んで戴きますよう、衷心よりお願い申しあげます。
加えてこの法制化を今通常国会で実現して戴くことも切にお願い致します。令和7年4月7日
皇室の伝統を守る国民の会
(会長 山東昭子・元参議院議長、参議院議員)
日本会議国会議員懇談会
(会長 古屋圭司・衆議院議員)
報道記事
【NHK】
自民 麻生氏“女性皇族が結婚後も残る場合 配偶者皇族とせず”

【朝日新聞】
自民・麻生太郎最高顧問 安定した皇位継承「今国会中に法成立を」

【時事通信】
皇族確保、今国会法改正目指す 「女性」家族は皇族とせず―自民・麻生氏

【産経新聞】
自民の麻生最高顧問、今国会の成立に意欲 安定的な皇位継承図る法案「旧皇族復帰」へ期待

【共同通信】
女性皇族配偶者に皇族身分は問題 麻生氏「結婚のハードル上がる」

【毎日新聞】
「配偶者に皇族身分は問題」

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