私たちは、皇室の伝統的な男系継承を確保する「養子案」の早期実現を求める活動を進めています

各界からのメッセージ(平成24年5月30日)

活動報告

青山 繁晴氏(㈱独立総合研究所社長)

日本国の皇室の守るべき伝統とは、男系による万世一系をおいて他にありません。そのためには、GHQが恣意的に、国際法の精神に背いて廃止した宮家を復活させることなどが最優先されねばなりません。

青山 武徳氏(日本大学教授)

皇室全体のご公務の過剰を削減するには、旧典範四十四條の如きを考慮すればよい。皇位継承安定の口実で伝統を崩すべきでなく、皇位継承の安定のためには、旧皇族の一部を元に戻すことを考えるべき。

網中 政機氏(名城大学教授)

皇室の歴史に鑑み、女性宮家の創設を軽々に扱うべきでなく、皇籍離脱後も女性の皇族が引き続き皇室・皇室行事を支えられるよう典範を改正するなどが必要である。

占部 賢志氏(中村学園大学教授)

古事記編纂千三百年の今年、あらためて歴史に刻まれた皇室の重みが偲ばれてなりません。「わがくには神のすゑなり神まつる昔のてぶりわするなよゆめ」 明治天皇のこの仰せを拝しながら、我が国柄に対する国民としての責務を負ふ所存です。

岡本 幸治氏(大阪国際大学名誉教授)

日本という国家の誇るべき特質とは、諸々の私的利害を超越して、ひたすら国家国民の為に祈りを捧げ行動される、他国に例を見ない天皇という無私のご存在にある。この伝統を断絶することなく次代に伝えることは国民の大いなる義務である。

小山内 高行氏(外交評論家)

国民は二千年以上連綿と続いてきた「万世一系」に敬意を表し、敗戦とか大震災とかいう国家的危機に際しても天皇陛下の御聖徳によって混乱することなく、冷静に対応することができたわけです。また国民はもとより、来日される外国の貴賓の方々も「万世一系」の天皇制度だからこそ、畏敬の念を抱くわけです。それ故にこそ、男系を維持することにこそ意義があるのです。その意味からしても「女性宮家」の創設には反対です。

小田村 四郎氏(元拓殖大学総長)

政府の検討会は平成十八年の「皇室典範改正に関する有識者会議」と同一趣旨と思はれます。それは座長の当時の推進者であつた園部逸夫氏を起用したことからも窺へます。今年は主権回復六十年の節目にあたり、占領軍によつて臣籍降下を強制された十一宮家の御子孫の皇籍取得といふ正道に立ち戻る必要があります。

桂 由美氏(全日本ブライダル協会会長)

我が祖國日本が世界に誇れるものの中最も大なるものは、万世一系の皇室の存在であり、その皇室が國家國民統合の象徴として二千余年の長きにわたり、国民の敬愛をあつめてこられたことだと思います。此の美しい日本の傳統を保持するために衆知を結集すべき時が来ているのだと思います。

川上 源太郎氏(社会学者)

皇位の継承は宮中祭祀の継承のことです。宮中祭祀が恙無く皆持続することによって、日本歴史の悠久を信じ感謝することができます。皇室の祭祀について少しでも学び知れば、「女性天皇」などという妄想は直ちに消えるはずです。精神が健康であれば。

観世 清和氏(能楽観世流二十六世家元)

現在、政府が検討しております皇室制度改革が、両陛下をはじめ御皇室の方々のお気持が反映されます様願っております。父祖より日本国民が一丸となって願って参りました、御皇室の御繁栄が、私たちの子孫の代まで永遠に続く様、私も微力ながら務めさせて戴く所存でございます。

黒沢 博道氏(神奈川大学客員研究員)

男系継承による万世一系の皇室の御存在は日本文化の核心であり、同時に世界文明史上まれにみる貴重な文化遺産でもある。よって短絡的に近代の男女同権思想と結びつけたり、便宜的に女性宮家を考えたりすると、ことの本質を損ねることになろう。

黒田 直樹氏(三相電機㈱代表取締役社長)

皇位継承は、神武天皇以来、男系で百二十五代受け継がれて来たことに価値があります。先人達が知恵を絞ってこの伝統を続けて来られたように、血を受け継かせれる男性を養子に迎えるとか旧宮家に復権して頂くことが望ましいのではないかと考えます。

後藤 俊彦氏(神道政治連盟副会長)

政府が有史以来の皇室の伝統を守り、その存続を考えるのであれば、女性宮家という枝葉末節の事柄ではなく、敗戦によって廃絶させられた旧宮家の再興や男
系継承の有資格者の処遇について先ず取り組むべきである。

小林 節氏(慶應義塾大学教授)

二千年以上の確立された伝統を、一時の政権が否定してしまうなどという恐ろしいことは、絶対にさせてはならない。皇統の安定は旧皇族男系男子の皇籍復帰で簡単に解決することです。また、皇室の「公務」という雑用を安易に増やすべきではありません。

さかもと 未明氏(アーティスト)

皇統二千年の伝統的な歴史を無視した制度改革はありえません。男系男子による継承を確かにする旧皇族の皇籍復帰を含めた本質的な議論を進めなくてはならないと思っています。

園田 天光光氏(各種女性団体連合会会長)

女性の宮家を作ることには反対、万世一系のみ。内親王様、女王殿下は、ご結婚されても宮様として称号はあっていただきたい。

竹本 忠雄氏(筑波大学名誉教授、コレージュ・ド・フランス元招聘教授)

日本の皇統が真に世界的驚異であるのは、それが現在まで百二十五代、二千六百七十二年間持続してきたという長さにのみあるのではない。たしかにそれだけでも、日本以外に世界最長を誇ったフランス王国の場合でさえ全六十四代、一千二百九十六年間にすぎなかった事実に比べれば二倍にも達するほどの奇跡的なものであるけれども、驚異の本質はより深く別のところに存する。
それは、列島の旧世界、古事記に「陵威の霊」として記される根源的神聖を、日嗣として歴代天皇が新嘗の入神秘義をもって連綿継承してきた事実によるものにほかならない。根源的神聖に性はなく、これを神性母アマテラスをとおして、新石器時代、初代神武天皇が奉戴して以来、「イプソ・ファクト――事実上」、万世一系は男系でありつづけてきたのであって、それ以外のものではありえなかった。
私は思いだす。西暦一九七四年五月、アンドレ・マルローが伊勢内宮の千木をじっと仰ぎ見つつ、感動の極で、「あれは男神による捧げ物かね」と洩らした言葉を。いま、遷化の彼にこう応じたい。
――そうですよ。あなたが天才的直観によって捉えた真実が、意義を持つ時が来ました。フランス王国も、ずっと男系のサリカ法を守ってきた間は健在でしたね。議会が新思想の哲学によってそれを葬ったことからギロチンが築かれたのでした…
いかなる口実によるものであろうと、「女性宮家」創設のごときは、究極的に日本の本丸を敵勢力に明け渡す内濠埋了の内通行為であることに変わりはない。それをもって彼らの日本崩壊戦略の最終段階は終了する。東京スカイツリーは聳えようとも、大和の国以来の世界ツリーは切り倒されるのである。道義なき人類の明日に向かって、《松ぞ雄々しき》の幹を絶対に枯らしてはならない普遍的責務を私たちは負っている。

田母神 俊雄氏(田母神事務所代表)

女性宮家は従来なかったものであり、新たに創るべきではないと思います。従来あったものを復活すれば良いと思います。男系を継承するため旧宮家を復活することがいいのではないでしょうか。

中西 輝政氏(京都大学名誉教授)

皇室の伝統は、世界七大文明に匹敵する日本文明の核心をなすものです。この重みを決して忘れないことが大切です。

平川 祐弘氏(東京大学名誉教授)

前回の「皇室典範に関する有識者会議」は察するに、女性・女系天皇容認の原案があり、その当初の構想そのままの答申が出るようイエスマンを委員に集めたという印象を受け、世間はその拙速に不振の念をつのらせ無礼に憤りました。前回の「有識者」が二度と関係することのないようにしたいと思います。

水谷 研治氏(東京福祉大学大学院教授)

世界に誇る我が皇室の伝統を永久に伝えていきたいと願っています。

谷田川 惣氏(評論家)

二千年以上、一系で続く皇統は、世界史的にも奇跡です。普通の常識ではありえないことが続いたのであれば、今後も現代人の普通の発想で解決しようとしても無理があります。女性宮家は現代人の浅智恵。今後二千年継承したいのであれば、とるべき道は二千年続いた実績から発見すべし。

安元 百合子氏(全国退職女性校長会顧問)

女性宮家創設には危惧を感じています。必ずや女系天皇につながることでしょう。元皇族の男系男子の方の皇族復帰を願います。

屋山 太郎氏(政治評論家)

旧宮家の復活などの道を開いて、男系天皇の存続をはかることが何より重要。公務が多くなることに対処するため、女性宮家を創っても結構ですが、皇室の伝統は男系であることが前提です。

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