鈴木貫太郎元首相「今日、皇族の方々が臣籍に下りられることがやむを得ないことはわかったが、しかし皇統が絶えることになったならどうであろうか。」
加藤進宮内府次長「非常にその点は心配です。しかし、皇太子殿下もいずれご結婚をあそばされるでしょうし、また三笠宮殿下にもご子息がいらっしゃるのでなんとかなるとは思います。しかも、離脱なさる宮様方につきましても、これまでの皇室典範からいって皇位継承権を持っておられるのでございますから、皇族を下られるにつきましても、宮内省としては全力をつくして十分な生活費をお与えし、品位を保つだけの費用は用意いたすつもりです。これについての成算はございます。『万が一にも皇位を継ぐべきときが来るかもしれないとのご自覚の下で身をお慎しみになっていただきたい』とも申しあげました。」
『正論SP vol.2 天皇との絆が実感できる100の視座』より
(出典「世界に誇る皇室の伝統を守り伝えよう!」リーフレット、令和3年2月11日、皇室の伝統を守る国民の会)