皇室典範改正によせて ~皇室と国民が紡ぐ悠久の歴史を次代へ~

このたび全国民を代表する国会議員の圧倒的な賛同を得て、女性皇族の婚姻後の身分保持と男系男子の養子縁組を内容とする皇室典範が改正となったことに深い意義を感じております。
令和4年1月、参議院議長として岸田総理から政府検討結果を受けた身として、4年を超え粘り強く取り組まれてきた関係各位の御尽力に深く敬意を表する次第です。
皇室と日本の将来を見据えたとき、悠仁様を支えていく制度を調えることは喫緊の課題でありました。現在、女性皇族の方々は、国内外において縦横に活躍されています。婚姻により途絶えることなく皇族としての活動を続けられることは大変価値のあることです。
また旧宮家の方を対象に養子縁組の道を、現行憲法の下で拓いたことも画期的なことであります。長年民間でいらっしゃった方を皇室に迎えることに様々な議論がありましたが、同じく民間から皇族に入られた妃殿下の現在の御活躍を見れば何ら心配はいらないでしょう。無論、養子に入られた方を支えていく環境の整備はこれからの政治・行政の責務であります。
そして旧宮家の方が養子となられ、その方が育まれる御家族を見据えたときに、未来における皇統の系譜が広がったことの意義は言葉に尽くされません。
皇室は日本の歴史とともにあり続けていました。皇室と国民が紡いできた悠久の歴史を次代に継承していくことは、今を生きる我々の責務です。この度の皇室典範の改正を新たな一歩としてとらえ、これからも皇室と日本の将来を皆様とともに深く考えていければ幸いです。
令和八年七月二十四日
皇室の伝統を守る国民の会
会長 山東昭子
(元参議院議長・前参議院議員)
