総会概略
「皇室の伝統を守る国民の会」は、民間の有識者約5百名のご賛同を得て平成24年5月30日に設立されて以来、126代にわたり男系継承されてきた皇位継承の伝統の意義を啓発する活動や政府への要望事業、さらには天皇陛下御即位などの御慶事にあたっての奉祝事業に取り組んでまいりました。現在では中央と各都道府県あわせて約1,900名の皆様に役員にご就任いただいています。
今般、長らく会長をお務めいただいた元最高裁長官の三好達前会長(故人)の後任として、前参議院議長の山東昭子参議院議員が新たに会長に就任する運びとなり、令和6年7月2日、東京・明治記念館において「皇室の伝統を守る国民の会総会」を開催しました。
総会は本会代表委員で皇室コメンテーターの高清水有子氏の司会で進められ、打田文博事務総長より役員及び活動方針案の発表がなされた後、山東昭子参議院議員(前参議院議長)が会長就任の挨拶を行いました。
ついで、特別来賓として駐日外交団団長のサンマリノ共和国駐日特命全権大使マンリオ・カデロ閣下にご挨拶をいただいたのち、各党を代表して、麻生太郎自由民主党副総裁、野田国義立憲民主党参議院議員(安定的な皇位継承に関する検討委員会副委員長)、北側一雄公明党副代表、馬場伸幸日本維新の会代表、玉木雄一郎国民民主党代表が来賓挨拶をされました。
その後、各界からのご提言を、本会呼びかけ人のお一人でお茶の水女子大学名誉教授の藤原正彦氏、本会呼びかけ人のお一人でマンガ家の里中満智子氏、本会代表委員の一人で歴史家・評論家の八幡和郎氏に行っていただきました。なお特別来賓として旧皇族の伏見博明氏もご出席になりました。
現在、政府が国会に提示した「皇族数確保」に関する政府報告書についての各党各派の見解が出揃い、いよいよ衆参両院議長の下で国会の総意がとりまとめられようとしております。この重要な時期にあたり、山東新会長のもと、別掲の活動方針に基づき、二千年以上続いてきた男系による万世一系の皇位継承の伝統を踏まえた、盤石なる皇室制度の確立を目指して、全国的な国民運動に取り組むことことなりました。